ナイフマガジン社取材訪問記<平成16年12月1日>

ナイフマガジン(2005年1月号)の特集記事の取材現場に同行しました。
おなじみの長谷川トモ氏による取材風景をご覧下さい。



  まず我々を出迎えてくれたのは5代目候補?のお孫さん「ぜんた君」 もうすぐ2才。すでに鍛冶場で鋼をたたいていました。
ぜんた君とお父さん  

 
作業場風景

取材風景
写真右より 秋友祥造氏、秋友義彦親方、当社スタッフ
手前 長谷川トモ氏
 
 
家族揃っての記念撮影

物部森林組合の方々の雑木伐採現場を取材しに山の中へ訪れました
森林組合の方々が使用している斧、鉈は当然秋友義彦作の打ち刃物です。
昔より秋友氏は、森林組合の方々に刃物を提供してきました。
その中で組合の方々が好んで使用するのは柄鎌とよばれる二代目(先代)の秋友義光の考案した特殊な鉈である。
 
     
 
伐採風景を近距離で撮影する長谷川氏↑
↓するどい切り口を接写!
 
↓腰には秋友氏の剣鉈を装備↓
 
 
 
新作「黒打ち剣鉈」もテスト↑
↓一刀両断!倒れてくる雑木に驚く長谷川氏↓
 



「風神」につづく限定作「雷神」も使用してもらい感想を聞くことに・・・・・・・・・・
 
 
 
組合の方談
「すごい切れ味やのぉ〜。まっことよう切れる刃物じゃ。けどわしらの仕事にゃぁ重すぎるのぉ〜。家で薪割りに使うんならもってこいじゃ」



日も暮れ始め、本日の取材も終了し、秋友氏宅へ戻る。
我々取材班を待っていてくれたのは???

3代目によるカツオのたたき「土佐造り」!!
炎との闘いの人生を過ごしてきた義彦氏は、たとえ魚であっても一切の妥協を許しません!
そのこだわりは燃料の藁にまでも及び、
火力が強く香りの良いススキを使用し(燃焼温度は800〜900度にも) 一気に焼き上げます

炎の中、素手で魚を返す!さすが炎を操る職人達

三代目義彦作「土佐造り」 !限定10名様(完売しました)
 

この季節のカツオは戻り鰹と呼ばれ、
脂のたっぷり乗った、
旬の5月前後とはまた違った味わいで、
本当にカツオの 好きな人は、
走りよりも戻ガツオを好む方が多いといわれます。
←「ゲタの歯ばぁ、厚う切らんといかん!」
との3代目謹製 「土佐造りカツオのたたき」
まっこと美味しい逸品でした。




というわけで、取材後は、このカツオのたたきを初め豪華な「皿鉢(さわち)料理」を囲んでの楽しい刃物談義が夜中まで続いたのでした。
では次回の取材記をお楽しみに。
to be continue