明治、大正、昭和、そして平成。
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初代/秋友好治 二代目/秋友義光 三代目/秋友義彦 |
RED ORCA 〜秋友義彦 鍛造への情熱〜
鋼を知り尽くすものだけが叶える、伝統の「甲伏せ造り」。
伝統の製法を実現するにはより高度な技術と経験が必要です。 三代目、秋友義彦は先代から受け継いだ技術を生かし、更に弛まぬ研究、試行を重ね、 他に比類のない刃先硬度、仕上がりの美しさを持つ究極の剣鉈、ナイフを完成させました。
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先代より受け継いだ型紙。 |
炎を操る。 刃物造りは炎との戦いです。原始時代、ヒトが炎を手にしたときから文明が築き上げられてきました。炎と戦い、炎を御する事が出来るまでには、長い鍛造の修練が必要です。 |
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火造り 安来鋼の角材を赤く熱し、甲伏せの為の割り込みの準備をします。 |
火造り タガネで割り込みの溝を割っていきます。 |
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火造り 割った溝に接着剤となる硼砂(ほうしゃ)酸化鉄粉を塗し軟鉄を割り込みます。 |
火造り 炎の色を見、音を聞き挟み込み加熱(わかし作業)を行います。 |
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火造り 鍛接。ベルトハンマーで叩くと、溶けた硼砂が飛び出すのと同時に酸化鉄の皮膜も飛び出し、軟鉄と鋼の新しい肌と肌が圧着されます。炉で加熱しながら叩くことを繰り返し、刃物の形に整えていきます。 |
荒仕上げ グラインダーで全体の形取りをしていきます。 |
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荒仕上げ | 荒仕上げ | ||
荒仕上げ | 焼きいれ・焼き戻し 美しい波紋を作り上げる焼き土も試行錯誤を繰り返し、様々な産地の土を用い、地元(土佐)の鍛造所、裏山の土にたどり着きました。 |
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焼きいれ・焼き戻し 焼入れを行い 刃を硬くし、焼き戻しで粘り強さをだします。 |
焼きいれ・焼き戻し 焼入れ、焼き戻しでは、温度とタイミングが重要です。火の色を見、水の音を聞く。熟練の技術が光ります。 |